どうもこんばんは。日常進行形でピザデブぼっちの脱ぼっち少年です。木枯らしが吹いて参りました。皆様お体の具合はいかがですか。今日は少し意見の分かれやすいものですので、「こんな意見もあるのか」程度に捉えて下されば光栄です。
今日、学校でアメリカ海軍の高官を務められた方を招待して講演会がありました。内容はテクノロジーと安全保障についてで、通訳はなし。小生は英語ができるわけではないのですが、ネイティブの方がいらっしゃってお話になるということで興味本位で行って参りました。
周りにはお偉い先生を始め、学生はいても2,3人で大学院生しかおらず・・・。内容も専門的な単語が多いし、話すのが早い早い。黒板に表示されたスライドのおかげでやっと理解できる程度でした。まあ、その後の質疑応答では小生の前に座っておられた先生方が英語で質問されていました(大学の教授ってマジですごい)。
さて、今日はそこでの発言を少し取り上げたいと思います。
「フランクリン・ルーズベルトはとてもとても悪かった(訳)」
フランクリン・ルーズベルトはニューディール政策を実施してアメリカを救い、第二次世界大戦の途中でこの世を去りましたが、アメリカに貢献された方です。日本からしたら憎いと思われる方もいらっしゃると思います。でも、戦後に世界平和のために国際連合を創設した一人として尊敬される一面もあります。
今日、そのアメリカの大統領がアメリカの元高官によって否定された。
さて、そこにいる日本人の先生方の様子は・・・?
あれ、笑っている。それも嘲笑でも苦笑でもなく。
小生の考える理由はきっとこうだと思っています。
ここからは小生の意見ですので読みたくない人はどうぞ飛ばしていただいて構いません。
これはアメリカで戦後に後悔された公式文書で発覚したことなのですが、
どうやら日本がアメリカと戦争した理由が、ソ連の陰謀の可能性があるというのです。
実は、戦争がルーズベルトの右腕であったハル長官の腹心がソ連のスパイで、そのスパイによって書かれたハルノート(日米開戦の最高通牒)よって策謀されたというのです。ハル長官もハルノートが日本にとってあまりにも厳しく、到底受け入れられるものではないことを認識していました。
それでもハルノートを突きつけた。そして当然日本は激昂した。
これだけではありません。その後に起きた日本による真珠湾攻撃。
その攻撃を受けてアメリカは対日宣戦布告を決めたのですが、そのときの議会演説では、日本に交渉を拒絶するような文書を送っておきながら、その文書も、その文書を送付したことも隠して演説しました。
その当時の共和党の党首が文書の存在を知らなかったと証言しています。
あの戦争は日本だけでなく、アメリカも尊い命を失ったわけです。
当然、そこにソ連の陰謀が影響しているならば、アメリカ国内でも非難されるでしょう。
歴史は勝者によって書き換えられる。
それは宿命です。日本だって自国内で同じことを繰り返してきました。そうなると、高校までの知識なんてこれっぽっちも正しくないのかもしれない。
評価はいくつもあって、事実は一つです。
勉強して読書して考察して。
事実を理解して消化するのは大変でも、やらなきゃいけない。
みなさんの目はちゃんと事実を見ていますか?